社労士に依頼するメリット・デメリット(障害年金)

障害年金を申請する際に、社会保険労務士(以下、社労士)に申請代行の依頼を検討する方が一定数いらっしゃいます。

社労士は年金の専門家…ということで、安易に依頼をする前に、メリットおよびデメリットを整理したうえでご判断されることを推奨します。

ご自身でお手続きをするべきか、社労士に依頼をするべきか、依頼をする際にはどんな社労士に依頼をするべきか…検討してみましょう。

1.社労士に障害年金申請を依頼するメリット

(1)申請手続きの効率化

ご自身で調べものをして資料を整えていく・・・という負担から解放されるというメリットがあります。

(障害年金の手続きをご存知ない方にとって、ご負担を感じるのは当然のことです)

年金事務所や市役所、医療機関への訪問等を社労士が代理で対応することも可能です。(事務所の方針によります)

なお、障害年金の手続きを生業としている社労士であれば、申請完了までスムースに進めることが期待できます。

また、療養に専念されたい患者さまにとっても、社労士へ依頼することは有益といえます。

)申請内容の精度がUP

社労士に依頼した方が、障害年金の認定がされやすい・・・というより、社労士が申請手続きに関わると、適切に評価がされるよう力になれると解釈いただきたいです。

例えば、障害年金の認定には「医師の診断書」が最も重要です。

この重要な診断書をただ単にお医者さまへ作成を依頼した場合、お医者さまによってはどう作成した方が良いかが分からず、患者さまの傷病の状況が網羅されていない診断書が作成されてしまうリスクがあります。

しかし、社労士は患者さまの実態を評価してもらえるよう、経験や専門性を駆使して対応をしますので、結果的に審査機関が適切に評価ができる環境が整えられる…といえます。

社労士が心の拠り所に

障害年金に限らず、様々な面の相談先として社労士を活用できます。

例えば、患者さまは、健康保険や労働者災害補償保険等、他の社会保障に関する課題やお困りごとをお持ちの方が多いです。障害年金の申請に関する依頼であったとしても、多くの社労士は幅広い分野でご相談に乗ってくれるでしょう。

認定結果が確定するまでの不安な気持ちに寄り添い、アドバイスをくれる存在というのは、安心して日常生活を送る上で大変重要です。

2.社労士に障害年金申請を依頼するデメリット

やはりコストです。

着手金、成功報酬、必要経費、事務所によって方針は異なりますが、相当のコストがかかることをご理解ください。

特に大きいのは成功報酬です。

無事、障害年金の認定がされた場合、「年金月額の2ヶ月分」や「初回振込額の10%」、定額XX万円等、様々な算出方法が用意されています。

社労士に依頼する前に、どのくらいの報酬がかかる見込みか事前に確認することが重要です。

▶(参考記事)障害年金申請に関する社会保険労務士の報酬

3.まとめ

当然の話ではありますが、社労士に障害年金申請を依頼するか否かは、メリットがデメリットを超えるか…にかかっています。

年金事務所や市役所、社労士事務所の相談を活用してみながら、ご自身で手続きをするか、社労士に依頼するか、ご検討ください。

なお、神庭社会保険労務士事務所では、初回無料相談のサービスを提供しています。ご自身で手続きをする方法についてもご案内可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

(参考資料)神庭社会保険労務士事務所の報酬